こんにちは。サイト担当です。

前回に引き続き、スキルサーフィンにて就業中のIT技術者インタビュー Vol.01(後編)をお送りさせていただきます!!

インタビューさせていただいた技術者:A.H.さん(38)

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某金融関連企業の正社員を経て、フリーとして仕事を開始。2006年からはスキルサーフィンとの契約にて、大手シンクタンクやBtoC向けWEBシステム開発会社など数件の案件に携わる。

 

結局のところ、「まずやれ」と。


:仕事を続けていく上でのポリシーってありますか?

「社会貢献」って大きなキーワードだと思っています。
ある種、理想論だけど、そういう視点を持たないと、いろんなものの流れが見えなくなるなと。その案件だけじゃなく、今後も仕事をしていかなきゃいけないわけですから。「社会ってなんだろう」、「システム屋やシステム業界ってなんだろう」って敏感にならなきゃマズいと思います。大きな視点で見ないと袋小路に入った時、抜けられなくなるんですよ。

もう一つは、「出し惜しみしない」ってことですね。
自分の持っているノウハウを吸収してくれる人がいるんであれば、すべて引き渡すつもりです。それで自分の仕事がなくなってしまっても、本当は相当困りますけど、それは仕方がない。だって、それで若手に負けるくらいだったら終わりじゃないですか、システム屋として。まあ、全部吸収されたところで負けないだろうなって思いも、ちょっとだけ、ありますが(笑。受けるノウハウと渡すノウハウは質が全然違いますから。渡せるところまで持ってきているという自負がないとできないですからね。教えて喜んでもらえますが、一番喜んでいるのは自分です。
数年前のものをいつまでも大切に持っていてもしょうがないですよね。自分にとって古くなったものは若手に渡して、新しいものをやる。新しいものって楽しいじゃないですか。
ホントすっからかんになるまで置いていきたい。次の仕事あるのかなってくらいに(笑。

最後に、「仕事を選ばない」ということでしょうか。仕事を選ばずに何でも受けると、「えーこんなこと」っていう、新しい壁や課題に気付けるんじゃないかと思います。いやホント苦しいですよ。こんなことして意味あるのかな、と思ったりもします。けどその道を極める、そして最後は「私に聞けばわかる」と言われるようにしたい。
すがるような思いでクライアントが求めているのに、上っ面の仕事はしたくない。実行することって大変じゃないですか。本当に苦しいけど、一緒に苦しんで、傷ついて、解決策はなんなのか、現場の苦しみを実感できる場で仕事をしていきたい。死ぬまで現役で、プログラムを叩きたいです。
あれ、仕事を選んじゃってますかね(笑。

 

:報酬についてはどうお考えですか?

価値のある仕事に対してお金をもらえればいいと思っています。だから、常に倍の価値を与えたいと努力しています。倍のお金を欲しかったら、倍以上仕事しなきゃダメですからね。時間を増やすのには限界がありますから、仕事を濃縮させるしかないわけで、そのためにも繰り返しになりますが、周りに持っているノウハウを全部渡そうとしています。ベテランだから活かせることってなんでしょうか?。ベテラン…もう、そんな年齢ですか(笑。

今はクラウドが全盛ですが、自分の世代はサーバーの構築から始め、20度以下の寒いサーバルームでぶるぶる震えていたんですよね。一方で今の若い子たちはコマンドラインが分からなかったり、OSのインストールもやったりしたことがない。

また、オンプレミス全盛の頃はハードウェア調達をする必要があったので、ベンダーからの見積もりから始め、値引き交渉や納品後の初期不良対応なんかの苦労も経験している。そういう経験をしていない若い世代はかわいそうな気がします。クラウドでも様々な交渉の余地があるはずなのに、やらないし、できない。交渉はいろいろなことを学べるチャンスなんですけどね。分かっていないと、本当に困った時に長いものに巻かれてしまいます。だから、今の現場の若手には細かいことも、クドクドなぜ?なぜ?と突き詰めて、一緒に考えてもらうようにしています。

もちろん若手には若手の強みがあって、コードの書き方なんかは綺麗だな、センスあるなって思います。正直敵わないと思うことも多々ありますよ。ただ、それがドキュメントになると、字だけでばーっと書いて、誰も読めないものが出来上がっちゃうんですよ。一般論ですが、まず図を書くように勧めています。図を書きながら整理してみて、何が分からないか、文章化する前に自分で考えてみることが重要だと思っています。

正社員の頃の3年間では句読点や言葉遣いまで添削されました。けど、こういった細かいところを偉い人は見ているんですよね。だから、最後は慣れてしまって当たり前と思うくらいまでにならないとダメだと思います。若手には大きな案件を担当できるようになってほしいと思っています。

 

:弊社への感想をお聞かせください。

自由にやらせてもらっていますし、スキルサーフィンの営業さんには面白い案件を持ってきてもらっていますよ。エンジニアと近い距離感で仕事をされているから出来るんじゃないかな?と勝手に思っています。他のエージェントは全く使っていませんね。ずっと一緒にやってこられたのは、気に入っているからなんでしょうね。この良さはこれからも失って欲しくないですね。

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:フリーを目指す方へのアドバイスをお願いします。
まずは、仕事で腐るな、その一言ですね。そして、いわゆる「教えて君」じゃムリですよ。指示待ちだと、得るものは少ない。その時の報酬だけです。

もしフリーを目指すのではあれば、アーリーアダプターになって、目先だけではなく、3年後、5年後を見据えてやっていかなければならないと思っています。100個調べたことがあって、ヒットするのは1個かもしれないし、まったくないかもしれない。それでも、調べ方はだんだんうまくなっているような気がするので、それはそれでいいと考えています。
だから仕事で腐っているってすごくもったいないです。そこで技術を自分のものにしてしまえば、できる事が1つ増えるわけじゃないですか。

思う通りの案件なんて、なかなかないですよ。だからこそ、いただいた案件に対して、お客様が求める以上の成果を提供できるように努力する。どんなに苦しくても頑張る。それでもダメだったらなんとか契約期間を全うして辞めるなら辞める、そんな思いでやることですね。それでもクドクドと悩む人がいるかもしれませんが、結局のところ、「まずやれ」と。
仕事でしょ、お金をいただいているんでしょと。契約なんだから守らなきゃいけないんですよ。面白いとか面白くないとかじゃなく、社会人として当たり前のことですよね。就業先が自分の理想と違っていたら、その就業先を理想に近づけた方がいい。

ダメかどうかなんて自分じゃ分からないですよ。まず、周りに評価を聞けと。もし評価が低いのであれば、その評価をひっくり返すことに努力しろと。それで、ダメなら自分にその力がないだけなんです。フリーでやりたいってことは自分の力で勝負したいんですよね。契約が守れないなら、次の仕事来なくなるよと思います。それだけです。


2014年4月 インタビュー

 

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